バレンチノとのプレーオフを勝ち抜き、プロ入り初出場の大会で見事優勝した太陽。
続いて休む間もなく東洋マッチプレーに参加。
断崖絶壁に設けられたコースは見るからに手強そうだし、海外遠征を経て再び太陽の前に現われた大田黒にはリベンジを誓われ…。
一筋縄ではいきそうにないこの大会。
太陽は、なにやらうさん臭いタクシー運転手のじいさんをキャディに付けるハメに…!?太陽にとっては初めてのマッチプレー戦。
初戦の相手は「マムシのドン」の異名をとるベテラン杉原。
第1ホールを1アップで終えて、一歩リードとほっとしたのもつかの間。
マムシらしく後ろにぴったり付いてくる杉原のプレースタイルが、太陽を精神的に追い詰めてゆく! 相手にラインを読ませない杉原の巧妙なテクニックに翻弄され、じいさんキャディ岡村ともそりが合わない太陽は、土壇場の17番ホールで大ピンチ!!このまま初戦突破かと思いきや、杉原の作戦にはまり、立場を逆転させられてしまった太陽。
敗退が濃厚になった最終18番ホール、しかしここで岡村キャディと一致団結。
老人の知恵を借りてやっかいなトラブルショットを成功させる。
2人の熱戦は全18ホールを終えても勝負がつかず、延長ホールへと突入! はたしてこのデスマッチを制するのはどっちだ!?延長戦で杉原を見事破った太陽は、第2戦で中学時代のライバル、大田黒と対戦。
アメリカでのプロ昇格を断ってまで日本に帰ってきた大田黒は、打倒太陽に燃えていた。
以前とはまるで別人のような成長を遂げた大田黒は、正確無比なショットを連発。
おまけにむこうのキャディのクインシーは、機械のように風を読むことができる凄腕だった! 太陽はそんな2人に圧倒されてなんだかプレーに身が入らない…。
中学時代の敗戦を根に持ったままの大田黒は、ただリードするだけでは飽き足らず、執拗に太陽を挑発。
そんな大田黒のイヤミな態度に太陽はイラつき、いつものおちゃらけはどこへやら、すっかり相手のペースにはまってしまう。
しかし、太陽にもプロの意地がある! お高くとまった大田黒をギャフンと言わせようと、ある計画を実行に移す!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60012501